ご存知ですか?
仮想通貨取引所のコインチェックでは「コインチェックでんき」なるサービスを提供しています。
「コインチェックでんき」とは?
「コインチェックでんき」とはコインチェックに利用登録することで加入できるサービスです。
コインチェックでんきには以下のような2つのプランがあります。
「ビットコイン付与」プラン
毎月の電気料金を電力会社に支払うのではなく、コインチェックにて現金で支払うことで支払った金額の1パーセントから7パーセントをビットコインで還元してもらえます。還元してもらったビットコインはコインチェックウォレットに送られます。
電気料金は生活していく上で必ず支払うものであり、たとえば毎月約10000円支払っていたとすれば500円から700円分のビットコインの還元があります。チリも積もればホニャララとも言いますしね。
「ビットコイン決済」プラン
ビットコイン付与プランとは逆に、現在コインチェックで保有しているビットコインで毎月の電気料金を支払います。
ズバリ!どっちのプランがお得??
これは仮想通貨全般で言えることですが、仮想通貨には値動きがあるため、現在の価格で毎月の電気料金の支払いが確定します。このため、チャート値が上昇している時はビットコインで支払うと最終的に損益が発生する恐れがあります。
すなわち、コインチェックでんきを利用するのであれば、値動きに変動があっても損が少なくて済む「ビットコイン付与プラン」がオススメできます。
コインチェックでんきの付与率と割引率
√北海道電力圏内
- 30A:1%
- 40A:4%
- 50A:6%
- 60A:7%
√東北電力圏内
- 40A:3%
- 50A:4%
- 60A:5%
√東京・中部電力圏内
- 従量電灯B 40A:4%
- 従量電灯B 50A:5%
- 従量電灯B 60A:6%
- 6従量電灯C:6%
√関西電力圏内
- 平均使用量350kWh以上:5%
√中国電力圏内
- 平均使用量300kWh以上:5%
√東北電力圏内
- 40A:2%
- 50A:4%
- 60A:5%
なぜコインチェックが電気の小売りサービスを提供するのか?
コインチェックが電力小売り事業へ参入した動機は不明ですが、利益が出ると判断したのと企業名の認知度を上げて多角事業の地盤を強固にするためだと考えられます。
なお、コインチェックが電力供給を直接行うのではなく、正式には「イーネットワークシステムズ」という電力会社が行っています。すなわち、コインチェックはイーネットワークシステムズにて利用した電気料金を決済する場所になります。
電気の小売りを行って利益がでるのか?そのメリットとは?
従来の日本の主要電力会社が電力供給を行っていた際、電力供給するためにコストがかかり、それが毎月の電気料金に反映されていましたので電気料金は上がる一方でした。
これを自由化にして一般企業に委ねれば、従来ほどコストがかからないので、コストを大幅に削減して電気料金を下げることができます。うまく運用すれば大きな利益を生み出せますので、電力供給に参入する企業にとっても大きなメリットがあるということです。
電力小売りの自由化について
日本では主要な電力会社が独占状態で電力を提供していましたが、2016年4月以降は民間企業でも経済産業大臣の認可されもらえれば電力を供給・販売することできるようになっています。
この電力自由化に伴い、多くの企業が名乗りをあげましたが、その中の1つの企業に「イーネットワークシステムズ」という会社がありました。
現在、コインチェックはこのイーネットワークシステムズと販売代理契約をむすんでいます。
コインチェック電気の申し込み方法
1:コインチェックに新規登録
前述したようにコインチェック電気を利用するためには、まず、コインチェックにアカウントを作成(登録)する必要があります。まだ、アカウントを持っていない方はコインチェックに新規登録する必要があります。
<a href=”https://coincheck.com/ja/info/faq_posts/50″>コインチェックのアカウント登録方法</a>
2:本人確認
本人確認書類の提出:ログインして住所・氏名・電話番号(SMS受信ができる電話)などを入力します。
◎本人確認書類(以下のどれか1つ)
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
3:コインチェックにて申し込み
アカウント登録が済めば、申し込みページから申し込みます。
コインチェックのログイン画面のトップページから「ウォレット」をクリックします。↓
ウォレット内のメニュー一覧から「でんき」を選択してクリック
↓
コインチェックでんきのことがズラっと書かれていますので、画面を最下まで移動して「お申し込み」と記載された下の「ビットコイン付与プラン」を選択して、その下に「約款および重要事項説明書に同意します」にチェックして、最後に「申し込む」をクリックします。
↓
すると「ENS(イーネットワークシステムズ)に移動して引き続き手続きを進めてください」とメッセージが出てきますので、その下の「ENSに移動して手続きを行う」をクリックします。
4:イーネットワークシステムズへの申し込み
コインチェックでんきの電力供給はENS(イーネットワークシステムズ)が行っていますので、イーネットワークシステムズにも申し込みが必要になります。
コインチェックの申し込みが終了すれば自動的にイーネットワークシステムズの公式ホームページへ遷移します。ホームページの「申し込み」をクリックすると「申し込みフォーム」がでてきます。
申し込みフォームに必要事項を入力して申し込みを済ませます。注意点としては申し込む際の氏名や住所などはコインチェックに登録した時の氏名と住所と同じでなければいけないので、すなわち同一人物である必要があります。
申し込みが済めば今度はクレジットカードの登録があります。クレジットカード番号や有効期限、3ケタのセキュリティコードを入力します。
なお、イーネットワークシステムズへの申し込みの際は供給地点特定番号(電気の加入番号)が必要になりますので、検針票や料金支払い用紙を手元に持っておくと便利です。供給地点特定番号は個人を特定できるもので22桁の数字になります。
申し込みが完了すれば、自動的に契約が行われ、以前の電力会社との契約も破棄されます。
ここまで申し込みが完了すれば登録したメールアドレスにコインチェックでんきから登録完了と工事のお知らせのメールが届きます。
5:電気メーターの交換
契約完了後、電気メーターがアナログ仕様の方のみデジタル表示電気メーター(スマートメーター)へ交換が行われます。設定のために係員が訪れますが、在宅の必要はありません。また稀に一時的に停電になることがあるようですが、その場合は地域を総括する電力会社から一時停電の連絡があります。
6:供給の開始
申し込みから、おおむね3週間から1ヶ月半後に行われる最初の検診日から電力が供給されます。
7:ビットコインの付与と決済
当月に電気が供給されたのであれば、翌月からビットコインの付与&決済が行われ、当月支払った電気料金の1パーセントから7パーセントが翌月末に付与もしくは決済されます。ビットコインの付与率や決済率は営業日の12時時点の価格で決定します。
なお、ビットコイン決済のプランを利用中でビットコイン残高が不足して電気料金が支払えなかった場合、指定したクレジットカードで決済されます。この場合はビットコインがウォレットに付与されます。
ズバリ!コインチェック電気の毎月の料金はどれくらい?
以下はイーネットワークシステムズと各地域の電気料金比較表になります。
例:東京地方
√基本料金比較表
イーネットワークシステムズ東京プラン | 東京電力(従量電灯B) | |
10A契約の料金 | 280円 | 280円80銭 |
15A契約の料金 | 421円 | 421円20銭 |
20A契約の料金 | 561円 | 561円60銭 |
30A契約の料金 | 842円 | 842円40銭 |
40A契約の料金 | 1,123円 | 1,123円20銭 |
50A契約の料金 | 1,404円 | 1,404円00銭 |
60A契約の料金 | 1,684円 | 1,684円80銭 |
例:関西地方
イーネットワークシステムズ関西1 (電力量料金) |
|
基本料金(〜15kWhまで) | 327円/契約 |
15kWhから120kWhまでの料金(1kWh) | 22円83銭 |
120kWhから300kWhまでの料金(1kWh) | 29円26銭 |
300kWhをから400kWhまでの料金(1kWh) | 33円32銭 |
400kWh以上の料金(1kWh) | 27円92銭 |
例:中部地方
√基本料金比較表
イーネットワークシステムズ 中部地方プラン |
中部電力(従量電灯B) | |
10A契約の料金 | 280円 | 280円80銭 |
15A契約の料金 | 421円 | 421円20銭 |
20A契約の料金 | 561円 | 561円60銭 |
30A契約の料金 | 842円 | 842円40銭 |
40A契約の料金 | 1,123円 | 1,123円20銭 |
50A契約の料金 | 1,404円 | 1,404円00銭 |
60A契約の料金 | 1,684円 | 1,684円80銭 |
各社の問い合わせ先
コインチェック
イーネットワークシステムズ
- 電話番号:03-6809-4061(ENSカスタマーセンター )
- HP:ENSでんき
おわりに
現在、コインチェックでは、2018年1月末よりコインチェックでんきの新規ユーザー登録を制限しているようです。