ビットフライヤーには、他の取引所とは少し異なったユニークなアカウントクラスという概念が存在します。
ビットフライヤーの「アカウントクラス」とは?
ビットフライヤーのアカウントクラスには以下の2つのアカウントが存在します。
- ウォレットクラス
- トレードクラス
ウォレットクラスとトレードクラスの違いとは、単純に「仮想通貨取引ができるか?できないか?」の違いです。ちなみにここでの仮想通貨取引とは仮想通貨の購入および売却になります。
他にはアカウントクラスに応じて、利用できるサービスや週ごとの利用合計金額の上限が異なります。
ウォレットクラスとは?
ウォレットクラスとは、最初にビットフライヤーで新規アカウント登録(新規口座開設)した人すべてが対象になるクラスです。
具体的には、新規口座開設に差し当たって、自分のプロフィールを入力したり、取引を行う銀行口座を登録したりしますが、これらの登録が完了した段階ではまだ仮想通貨を購入したり売却したりすることができません。
あくまでも仮登録状態となります。
では、どうすれば仮想通貨を購入したり売却したりできるのでしょうか?
その答えこそが「トレードクラス」になることです。
トレードクラスとは?
トレードクラスとは、ビットフライヤーで仮想通貨を購入したり売却したりするのであれば、誰もが最終的に行き着かなければならないクラスです。
トレードクラスに行き着くため必要なこと
トレードクラスに行き着くために必要なことは、ウォレットクラスで入力した内容と合わせて、さらに本人確認書類をアップロードして、ビットフライヤーに承認をもらうことです。
ビットフライヤーから承認をもらうためには、入力した内容と本人確認書類の内容が一致しておく必要があります。
なお、ここでの本人確認書類とは公的な書類のことで、ビットフライヤーの場合は以下のような書類が該当します。
ビットフライヤーで提出できる本人確認資料
- 運転免許証
- パスポート
- 個人番号カード
- 住民基本台帳カード
- 各種健康保険証
- 各種年金手帳(平成8年以前に発行のもの)
- 各種福祉手帳
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国公的書類(海外外国人用)
詳細ページ(URL):goo.gl/Ma5arX
これらの本人確認書類を新規口座開設のページでアップロードした後、内容に不備がなければビットフライヤーから書留書類が郵送されてきます。
その書留書類を自分自身が受け取ってはじめてアカウントクラスがウォレットクラスから→トレードクラスへ昇級しますが、厳密にはビットフライヤーから書留書類が郵送された直後にトレードクラスへ昇級しています。
新規アカウント登録(新規口座開設)の入力および、本人確認書類の提出が完了して、ビットフライヤーの確認作業が完了すれば承認が下ります。承認が降りれば以下のようなメールが届きます。
ただし、書留書類を数回にわたり受け取れなかった場合、登録した住所地に本人が不在という扱いになりますので、再びクラスはウォレットクラスへ降格となり、仮想通貨の購入および売却ができない状態になります。
書留で郵送してくる理由は、本人が登録した住所地にいるのかどうかの確認の意味合いも兼ねているということです。
それぞれのアカウントクラスで「できる事・できない事」
ウォレットクラスでできること
仮想通貨の預入・送付
外部ウォレットと bitFlyer アカウントとの間で、ビットコイン等の仮想通貨を預入・送付ができます。
日本円の入出金
日本円の bitFlyer アカウントへの入金、または、bitFlyer 内に保有している日本円を現金として出金することが可能です。
ビットコインをつかう
ビットコインで買い物ができるネットショップです。
ビットコインをもらう
bitFlyer 経由でインターネットサービスを利用するとビットコインをもらうことができるサービスです。
bitWire
メールアドレスを使用してビットコインを送付できます。相手が bitFlyer アカウントを持っていれば、即座に送付を完了できます。
ビットコイン決済
ビットフライヤーが提供するビットコイン決済サービスを導入している提携先のショップ等にてビットコインで決済(買い物)ができます。
ウォレットクラスでできないこと
ビットコイン販売所
日本円でビットコインの購入・ご売却ができるサービスです。売買相手は bitFlyer です。
アルトコイン販売所
日本円でアルトコインの購入・売却ができるサービスです。売買相手は bitFlyer です。
ビットコイン取引所
日本円でビットコインの購入・売却ができるサービスです。売買はユーザー同士で行います。
Lightning
現物・FX・Futures の購入・売却ができるサービスです。売買はユーザー同士で行います。
利用制限
「仮想通貨のご送付」「ビットコインをつかう」「 bitWire 」「ビットコイン決済」の利用制限は 7 日間で合計 10 万円です。
「ビットコインをつかう」における換金性の高い商品は購入不可。
トレードクラスでできること
仮想通貨の預入・送付
外部ウォレットと bitFlyer アカウントとの間で、ビットコイン等の仮想通貨を預入・送付ができます。
日本円の入出金
仮想通貨の売買に必要な資金は bitFlyer アカウントへ入金します。また、売買後の現金はいつでも出金することができます。
ビットコイン販売所
日本円でビットコインの購入・売却がいただけるサービスです。売買の相手は bitFlyer です。
アルトコイン販売所
日本円でアルトコインの購入・売却がいただけるサービスです。売買の相手は bitFlyer です。
ビットコイン取引所
日本円でビットコインの購入・売却ができるサービスです。売買はユーザー同士で行います。
Lightning
現物・FX・Futures の購入・売却ができるサービスです。売買はお客様同士で行います。3倍超のレバレッジ取引(証拠取引)には、銀行口座情報の確認が必要です。
ビットコインをつかう
ビットコインで買い物(決済)ができるネットショップです。
ビットコインをもらう
bitFlyer 経由でインターネットサービスを利用するとビットコインをもらうことができるサービスです。
bitWire
メールアドレスを使用してビットコインを送付できます。相手が bitFlyer アカウントを持っていれば、瞬時に送付が完了できます。
ビットコイン決済
ビットフライヤーが提供するサービスを導入した提携先のショップ等で、ビットコインで決済ができます。つまり、ビットコインでショッピング(買い物の決済)ができます。
トレードクラスでできないこと
トレードクラスが最上級のクラスなのでありません。