佐川急便の受取人サービス(サポート)とは?
配達時、送り状に記載されている荷受人の氏名、住所、連絡先情報を運転免許証などの公的証明書で確認して企業に代わって佐川急便株式会社のドライバーが本人確認を行うサービスです。
公的証明書の他にパスワードでの確認方法もありますので、荷送人と荷受人とでいずれかの方法を選択することができます。
公的証明書の確認は時間のかかるイメージがありますが、漏れなく迅速に行われます。公的証書の記号、番号、生年月日をドライバーが持つカード決済端末に入力して本人確認が実行されます。
佐川急便受取人確認サービスの特徴(メリット・デメリット)
荷送り人と荷受人のみが知るパスワードでも照合可能
パスワードが設定されるのは主に信販系(クレジットカード)が多いようです。
- 荷物送り人がパスワードを発行する。それを荷受人へ伝える。
- 着荷した時にドライバーが持つ専用の端末機に荷受人がパスワードを入力して照合を行う。
- 並行して荷受人の公的証明書を目視確認する。
荷受け(荷物受け取りの際)の際に1分から10分ほど所要時間がかかる
受取人確認サービスは、佐川急便のドライバーがもつ専用機器に、ドライバーもしくは荷受人が公的証明証記載の番号を打ち込んだ後(たいていはドライバーに証明書を渡して、そのままドライバーが打ち込む)その場で本人確認の照合が実行されます。
これはドライバーが持つ専用機器がその場で中央センターと交信して、登録情報が正しいのかを確認しています。
この時の交信時間に平均で約3分かかります。(住所地の場所や人によって若干、前後するようです)
受取人確認サポートを利用申し込みできる対象は法人のみ
- 荷物送り人が法人→ 荷物受取人が個人:○
- 荷物送り人が個人→ 荷物受取人が法人:✖️
受取人確認サポートの利用料金
サービスを提供する法人(企業)が佐川急便と契約しているサービスなので(月極めでの支払っている)で荷受人が支払う必要は一切なし
(荷物とは別に荷物1つに対して300円(税抜)が必要)
本人確認書類(公的書類)として提出できるもの
- 運転免許証 ※運転経歴証明書は対象外になります。
- 個人番号カード(マイナンバーカード)※顔写真付き※マイナンバー通知カードは不可
- パスポート(日本国内政府発行のものに限ります)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住基カード(住民基本台帳カード)※受付不可のところも有る。
基本的に顔写真付きの証明書になりますので、たとえば顔写真が掲載されていない「健康保険証」は受付できない場合があります。
ちなみに仮想通貨取引所の場合は健康保険証はほぼ不可です。すべて顔写真が入っている公的証明書が必要になります。(ビットフライヤーは健康保険証でも可能です。2018年6月時点)
また、「パスポートに住所の記載がない場合」もしくは「公的書類の住所とお申込み時にご入力された住所が異なる場合」は、現住所が記載されている以下の書類の提出が必要になります。
- 公共料金の領収書(電気・ガス・水道・電話・NHKのいずれか1つ)
- 社会保険料の領収書
- 国税・地方税の領収書または納税証明書
ただし、すべて6ヶ月以内に発行されたものに限ります。
以下の書類は公的書類にはなりません。
- 各種健康保険証
- 住民基本台帳カード
- 運転経歴証明書
信販(クレジットカード)系は日本郵便に配達業者を切り替えることで、健康保険証でも対応できるようです。後日もしくは事前に健康保険証しかない旨を告げることで許可が下りる企業もあるようです。(仮想通貨取引所は顔写真付き必須なので不可)
受取人確認サポートの保管期間
万が一、不在の場合は初回配達日より最大14日間(セキュリティの観点から7日間のところが多いようです)、再送の依頼等がない場合は差出人に返却されます。なお、詳細については佐川急便コールセンターか最寄り営業所にて受付ています。
受取人確認サポートを利用して荷物が届くまでの日数
- おおむね2営業日から3営業日(荷送人によって異なる)
受取人確認サポートで受け取れない場合は代理で受け取ることができるのか?
- 本人のみ(本人以外受け取り不可)。本人の家族も不可。
不在の場合はどうなるのか?
ドライバーは通知だけを残して去る、のちほど通知票(不在票)をみて再配達のコールをします。
ただし、不在は3回がリミットで、不在が3回続くと佐川急便から荷送人へ一度、不在が3回続いた旨の連絡がいきます。
その連絡を受けた荷送人はそのまま返却を求めるか、そのまま保管しておくかを選択します。(たいていの場合は返却されるようです)
荷送人に返却された場合は、当然、それを再送してもらう形になりますので、その分、受け取りまでに時間がかかってしまう結果になります。
佐川急便営業所で直接手続きすることは可能なのか?
受取人確認サポートは、本人が信販系(クレジットカード)サイトや仮想通貨取引所サイトなどで申し込みの際に登録した住所地に住んでいるかの確認の意味合いもあるので、佐川急便営業所での引き取りは不可。配達のみの対応。
審査結果を知る方法
信販系(クレジットカード)は後ほど審査があるので、審査結果に合格していれば現物(カードなど)が郵送されます。
審査に落ちていれば登録したメールアドレスに通知されたり、封書にて郵送されてきます。
受取人確認サポートの発送の順番(例:GMOコイン)
取引所にて申し込み(本人確認書類の提出を含む)が完了すれば、「口座開設のお知らせ(封筒)」の発送が完了した旨のメールがとどきます。
発送の問い合わせ番号を知りたい場合は、ログインして会員ページ内でが確認できます。
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「口座開設のお知らせ」の中には口座開設に必要な口座開設コードが記載されています。
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ログインしてマイページから口座開設
併用可能な佐川急便サービス
受取人確認サービスは以下の佐川急便のサービスと併用することが可能です。
通常、送るだけの荷物に対して、本人確認を付ければ確実に本人に手渡すことができます。荷物によっては本人以外(たとえば家族)の手に渡るのが良くない荷物もあると思われますので、そう考えるとこれは大きなメリットとだといえます。
佐川急便「受取人確認サポート」の問い合わせ先
佐川急便はコールセンターがなく、すべて担当の営業所に直接問い合わせるスタイルになっています。