KLEROS(クレロス)とは?

KLEROS(クレロス)とは、取引記録をすべて完全な形で記録するブロックチェーン技術を応用した紛争を解決するプラットフォームです。

ブロックチェーンは取引記録をすべてブロックに記録していくので、うまく活用すれば遡及して取引記録を閲覧することができます。このようなブロックチェーン技術のメリットを最大限に活用したプロジェクトこそがKLEROS(クレロス)です。

ブロッチェーンは管理者不在で低コスト

ブロックチェーンは管理者不在の非中央集権型プラットフォームであるため、低コストな上、アクションを即座に実行することができます。現在、こうしたブロックチェーン技術は、2020年頃までには世界中の主要都市の様々な分野で活用されることが想定されています。

ちなみに日本ではすでに邦銀61行が送金する際に従来の中央集権管理型のネットワークトポロジではなく、ブロックチェーン技術を取り入れる案が可決されています。

確かにブロックチェーン技術を用いれば、銀行間の送金の手数料が大幅に削減できる上、さらに従来と変わらない転送速度での送金処理が可能です。

こうした銀行間の送金時などには何かしらのトラブルがつきものであり、そのトラブル(紛争)を解決する手段としてKLEROSはEthereum(イーサリアム )の分散アプリケーションを活用して運用していこういう試みです。

これは世界初となる画期的なプロジェクトであり、今までになかった新たな発想を打ち出したイノベーションといえるでしょう。

 

KLEROS(クレロス)の概要

  • 通貨単位:PNK
  • プラットフォーム:イーサリアム ERC20

 

KLEROS(クレロス)のICOの評価と上場予定

2018年5月15日からすでにICOが実施されています。KLEROSの公式ホームページにはKYCの記載があり、参加資格が厳正に定められています。

参加できない人

  • アメリカの一般投資家は参加できない
  • EU圏の制裁リストに掲載されている国の国民も参加資格を得られない

一方で最低投資額は特に定められていないようですが、5ETHが一応の基準になっているようです。ETHを保有していない場合は5ETH以上の投資はできない旨の記載があります。

ちなみに2018年6月時点の1ETHは67,500円ほどなので、5ETHは338,000円ほどになります。

KLEROS(クレロス)の公式ホームページ

KLEROS(クレロス)のホワイトペーパー

KLEROS(クレロス)の公式SNS(ツイッター)

KLEROSの公式ホームページも内容やホワイトペーパーもがすべて英語であり、日本市場を捉えたICOではないように感じられます。また、ホワイトペーパーの内容がいまいち伝わってこず、正直、投資をする側としては厳しい選択にせまられます。

プロジェクト自体は画期的ですが、メンバーシップがうまく紹介されておらず、先行きが不透明な部分は否めません。ツイッターの公式アカウントも6000人と規模的には中規模くらいですが、盛り上がるほどの人気を博しているわけではありません。

ただ、投資額に規定がないことから様子見で少額投資であれば検討の余地はあると思案されます。

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