2018年7月現在のBTC(ビットコイン)の時価総額は約12兆円です。BTCを含めた仮想通貨は将来的には今の倍以上の価値になるといわれています。(ちまたでは40兆円規模の市場になるとも。)

BTCとは、仮想通貨を売買する方であれば、すでに誰でもご存知かと思いますが「ビットコイン」のことです。現在、ビットコインは仮想通貨の基軸的通貨であり、ビットコインの動きに連動して他のアルトコインと呼ばれる通貨も動いています。

わかりやすく言うと、BTCの値動きが上昇すれば他の通貨も吊られる形で値上がりし、逆に下がればそれに吊られる形で値下がりを起こすということです。

2018年6月にはBTCが60万円台になり、2017年12月期の200万円近くの相場と比較すれば随分と激しい落ち込みを見せていますが、これから徐々に上がっていくことでしょう。

上がっていく理由は、仮想通貨業界のブロックチェーンシステムが世界中の多くの企業で採用されていることや、これからブロックチェーンシステムを活用して独自のプラットフォームを立ち上げようとしている企業のICO活動が盛んに行われているからです。

また、それに比例して仮想通貨の法整備も益々進み、将来的にはFXや株取引と同じような税制が適用され、利用者がさらに増加することが予想されます。

BTCFXとは?

BTCFXとは、ビットコインでFXをする方法です。FXなのでレバレッジを活かした取引となりますので、元金の数倍の値段の価値のBTCで取引ができます。

FX(レバレッジ取引)とは?

例えば1万円でレバレッジ3倍を適用した場合、3万円分のBTCで取引ができます。これは2万円分のBTCを取引所から借りていることになります。

では、仮に1BTCが60万円のときに元金を20万円用意してレバレッジ3倍を適用すれば60万となります。つまり1BTCを買うことができるのです。

なお、この場合は40万円を取引所から借金している形になりますので、万が一、損が出たときは元本割れすることもあります。

また、大抵の取引所ではレバレッジ取引する際、レバレッジ手数料(スワップポイント)という手数料を徴収していますので、長期間ポジション(仮想通貨)を持ち続けると1日おきに元本に対しての手数料が徴収されます。

BTCFXができる取引所一覧

  • GMOコイン
  • コインエクスチェンジ
  • ビットポイント
  • DMMビットコイン
  • みんなのビットコイン
  • ザイフ
  • ビットバンクトレード
  • ビットフライヤー
  • コインチェック

1日の区切り時間

1日の区切りはおおむねどこの仮想通貨取引所もニューヨーククローズが基準になっています。

ニューヨーククローズとは、「NYC」とも呼ばれるもので、日本時間で午前7時を意味します。

BTCFXのやり方

例:ビットフライヤー

  1. BTCFXのやり方はいたって簡単です。
  2. 銀行から円を自分のビットフライヤー の口座へ入金する
  3. メニュー→設定→レバレッジの設定
  4. ビットフライヤー の口座に入金した円をそのままビットフライヤー の証拠金口座へ移す(証拠金(Lightning FX/Futures)へ入金する)
  5. 入金反映を確認
  6. 数量を決めてトレード

買い方

現物取引では、値下がりしている時に買って、それを値上がりした時に売るのが基本です。

先物取引は未来の定めた期日に購入する約束をしますので、未来で利益を得ることを考える必要があります。

たとえば今50万円借りて1BTCを買って未来の定めた期日に55万円で売ることができたとすれば、借りた50万円を返せば5万円の儲けです。逆に未来に定めた期日に値下がりして40万円になった場合は借りた50万円を返せば10万円の損=赤字です。

しかしご安心を。日本の仮想通貨取引所では、万が一、損が出て赤字になっても借金にならないように強制ロスカットという機能があります。強制ロスカットされるとすべてのポジションが現在の価格で売り払われて元本(証拠金)はゼロ(0)になりますが、借金は残りません。

BTCFXは初心者でも簡単にできるのか?

BTCFXは、初心者でもできます。というよりも誰でも最初は初心者です。初心者向きかどうかと言われれば疑問ですが、仮想通貨でレバレッジ取引を行うのであれば、BTC以外で行う方が良いかもしれません。理由はBTCの値動きがそのまま他のコインに反映されるので、BTCの動きをみていれば売買のタイミングを掴みやすいからです。

BTCFXのコツ

これはビットコインだけではなく、仮想通貨すべてに言えることですが、ボラティリティ(値動き)が大きいので、利確すれば利益が大きい反面、損が発生すると損害も大きいものとなります。

そのためBTCFXで取引する場合は、万が一の事態にそなえて、「逆指値注文」を入れるようにしておきます。逆指値注文とは、どれくらいの値段まで値下がりすれば損切りして売りに出そう!ということをあらかじめ自分の中で決めておき、その値段を設定することです。設定した値段に到達した時点で自動的に売りが実行されます。

これはFXを含めたトレードすべてに言えることはリスクをどれだけ回避できるかが鍵になってきますので、様々なリスクを回避する術をトレードしながら身につけていくようにすることが大切です。

その1.ローソク足を見る

ローソク足とは、ローソクの形をした棒状の線のことです。チャート表をみればローソク足がリアルタイムで動いている様子がみえます。

初心者の方がローソク足を見るときは全体を俯瞰(ふかん)してみて、トレンドが上昇中なのか下降中なのかを知ることが重要です。ローソク足は始値よりも終値が高ければ、白色や赤色の陽線で表され、逆に始値よりも終値の方が安ければ黒色や青色の陰線として表示されます。

その2.チャート表を見る

チャート表を見るコツとしては、チャート表全体を俯瞰してみて現在の状況が「トレンド」なのか?「レンジ」なのか?を判断することです。

レンジとは、やや平行状に移動するようなローソク足です。逆にトレンドは激しく上下にローソク足が動きます。ちなみに一般的にはチャートの動きを統計すると60%から70%はレンジだと言われています。上昇中はチャンスです。買い注文で強気で攻めていきましょう!

その3.スプレッドの大きさを見る!

レバレッジを適用するためには、理由を持つ必要があります。その理由とは有利不利でも構いません。レバレッジはメリットも大きいですが、デメリットが大きいのも事実です。藪から棒にレバレッジを適用するのではなく、レバレッジを適用する理由を持っておくことも重要です。

レバレッジを適用するのに有利な時

実はレバレッジを適用するのに有利な時があります。その有利な時となるのが値動きが安定している時、すなわち水平状にローソク足が移動していく「レンジ」の時です。レバレッジを適用するのであれば短期決戦で1日のうちにトレードを複数回繰り返し、そのキャピタルゲインを得る方法で少ない利益を積み上げていく方法がオススメです。

それとは別にもう少しコツがつかめてくれば、ローソク足が上昇トレンドにあるときに一気に買うというやり方も効果的です。ただし、上昇があれば必ず下落がまっていますので、売り時の判断は慎重を期す必要があります。

レバレッジを適用するのに不利な時

逆にレバレッジを仕掛けるのに不利な時もあります。その時となるのが値下がりしている時です。仮想通貨の場合はBTC(ビットコイン)とアルトコインは同じような動きをしていますので、まずはBTCの値動きを見て値下がりする兆候があれば、リスクを回避するために逆指値注文を入れて保有しているポジションの損失を最大限に抑えることも重要です。

BTCFXの注意点

FXの場合、ポジションの持ち方によっては1日を超えるとこちら側が手数料分のお金をもらえますが、仮想通貨のFXにはそういった概念がなく、一方的に手数料を支払う形になります。

また、BTCを購入した時点では赤字になっています。これはスプレッドと呼ばれる買値と売値に差があるためなので、買ってすぐに売りに出してキャピタルゲインを得ようとしてもそれは無理です。

BTCFXができるオススメの国内取引所

Bitbank.trade(ビットバンクトレード)

ビットバンクが提供するBTCFXのみに特化した取引所「ビットバンクトレード」では、国内の数ある取引所の中で唯一、手数料が無料になっています。

ただし、利益が発生した場合のみ0.2%のキャピタルゲインフィーが徴収される仕組みになっています。

キャピタルゲインフィーとは?

キャピタルゲインフィーとは、万が一、レバレッジ取引で追証が発生してしまった場合でも、追加で証拠金を入金しなくてもよい制度のことです。

追証とは、暴落によって元金(証拠金)を割ってしまった場合、通常は元金を元に戻さなければ取引所に保有しているポジション(仮想通貨)を強制的にロスカットされて売却されてしまいます。当然、損が出ます。

もしくは、元金を最初の金額に戻せば強制ロスカットされずに済みますが、この時に「元金を入金して欲しい」と取引所から求められるのが「追証=(追加証拠金を入れて元金を元に戻してくれ)」の発生です。

追証なしの仮想通貨取引所では元本の何%といった「証拠金維持率」と呼ばれる一定の数値を上回ると強制ロスカットすることがほとんどです。

関連記事:bitbank.trade(ビットバンクトレード)とbitbank.cc(ビットバンク)の違い

  • BTCFXの手数料:0.01%
  • BTCFXレバレッジ:最大20倍
  • BTCFXの追証:追証なし
  • 通貨ペア:BTC/USDのみ

Zaif(ザイフ)

ザイフには、AirFXというサービスがあり、このサービスでBTCFXのトレードが最大25倍で楽しめます。AirFXもビットバンクトレード同様に証拠金(元金)を超えてマイナスが発生しても借金になるまでのことはありません。つまり、追証が無いということになります。

これらの機能はザイフ独自に開発した「EPS(Early Profit Settlement)システム」によって判定されるもので、急な値動きがあればEPSが察知して強制ロスカットを行い損失を最小に食い止めます。

このEPS機能よって、万が一、保有するポジションが暴落してしまった場合でも元金(証拠金)を超えて借金までには至らずに、入金した元金(証拠金)の範囲内で安心してトレードすることができます。

また取引所自体も大きいので信用力があります。

  • AirFXレバレッジ適用倍率:1倍, 2.5倍 5倍, 10倍, 25倍の5種類
  • AirFX取引手数料:無料(maker/taker共)
  • AirFX証拠金維持率:30%
  • 通貨ペア:BTC/JPY

Bitfiyer(ビットフライヤー)

ビットフライヤー には、独自のLightning FX/Futuresを提供しており、レバレッジ最大15倍まで適用できます。

ビットフライヤー Lightning(ライトニング) FXでは、BTCFXを最大15倍まで適用してトレードすることができてます。一方のビットフライヤーFuturesでは、BTCFXの先物取引ができます。

また、取引所自体が大きいので信頼性には定評があります。

  • BTCFXの手数料:無料
  • BTCFXレバレッジ:最大15倍
  • BTCFXの追証:追証あり
  • 通貨ペア:BTC/JPY

BTCFXで追証なしの取引所一覧

  • ザイフ
  • GMOコイン
  • ビットバンクトレード

BTCFXはロスカットがあるの?あるとすれば比率はいくら??

各取引所の比較表

取引所名 レバレッジ倍率 ロスカット率

レバレッジ
(スワップ)手数料

BTCの売買取引手数料 出金手数料 登録口座数 資本金(信頼性) 取り扱いコイン セキュリティの高さ
(低1→5最高で表記)
サーバーの耐久性
(低1→5最高で表記)

ビットフライヤー

最大15倍 100% 0.04% 0.001%〜0.15% 216円〜756円 200万人以上 41億238万円
(資本準備金 含)
BTC、BCH、ETH、ETC、LTC、MONA 4 3
ザイフ 最大7.77倍
(AirFXは最大25倍)
110%(AirFXは30%) 0.039% -0.01% 350円〜756円 60万人以上 27億5,513万円
(資本準備金含む)
BTC、BCH、ETH、XEM(NEM)、XCP、BCY、SJCX、MONA、 5 3
ビットバンクトレード 最大20倍 20% 無料 現物取引なし 40万人以上
(ビットバンク.cc含む)
11億3100万円
(資本準備金含む)
BTC 4 4
コインチェック 最大5倍 75〜85% 0.05% 無料 400円 約170万 1億円 BTC、BCH、ETH、ETC、XRP、LTC、LSK、FCT、XEM、 2 3
ビットポイント 最大25倍 110% 0.035% 無料 無料 32億7,000万円 BTC、BCH、ETH、XRP、LTC 4 3
取引所名 レバレッジ倍率 ロスカット率

レバレッジ
(スワップ)手数料

BTCの売買取引手数料 出金手数料 登録口座数 資本金(信頼性) 取り扱いコイン セキュリティの高さ
(低1→5最高で表記)
サーバーの耐久性
(低1→5最高で表記)
コインエクスチェンジ 最大25倍 50% 0.05% 無料 無料 20億円 BTC、BCH、ETH、ETC、XRP、QASH、XEM(NEM) 4 3
DMMビットコイン 最大5倍 80% 0.04% 無料 無料 20万人以上 12億9000万円 BTC、BCH、ETH、ETC、XRP、LTC、 4 3
みんなのビットコイン 最大25倍 50% 0.05% 無料 500円 1億3千万円 BTC、BCH、ETH 4 3
BTCBOX 最大3倍 110% 0.05~0.08% 0.05% 15万円以上400円
〜以下750円
1億6516万
(資本準備金含)
BTC、BCH、ETH、LTC 4 4
GMOコイン 最大5倍 40% 0.05% 無料 無料 20万人以上 8億7,900万円 BTC、BGH、ETH、LTC、XRP 4 4

 

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